尖閣諸島の周辺を飛行する航空機

一部の報道で小さく尖閣諸島に中国船が接近した(接続水域・領海)というニュースは目にするが
航空機による接近はあまり知らされていないと思う。

2012年に中国海監所属の Y-12Ⅳ という航空機が領空侵犯したという記録が確認出来る。
防衛省の発表で確か大して報道もされなかったと思う。

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この飛行機は見てお分かりの通り、低速で飛行しながら、船舶を監視したり写真や動画を始めとしたデータを
収集するような用途に使われているようです。

2012年の領空侵犯の時の航跡ですが、

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意図的に尖閣諸島周辺を飛行している様子がわかります。
この航空機は所属の飛行場が舟山普陀山機場だという事なので
尖閣諸島までの距離は約480km、マイルにして255マイル(海里)です。

この Y-12Ⅳ の性能は以下のサイトからの情報を参考にしますと

运-12_百度百科

尖閣諸島まで小一時間くらいかかるという事ですね。

この Y-12Ⅳ ですが、すでに後継機が出ていて、Y-12F として既に飛行しています。
昨年の12月に中国海監でも機材を搭載して試験が行われていて間もなく配備されるのだと思います。

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見た目はよく似ていますが、機首部分がややシャープで操縦室から後方の窓の形状が違いますね。
あと、前脚のドアが短冊状で両側に付いているので低速で飛行している時は脚が出ている事があるので
識別になるのではないでしょうか?

あと飛行中には見えませんが、ペラが3枚から5枚になっていますので、音が違いますね。

自衛隊保安庁の皆様
識別の程、宜しくお願いします。