METARを聞き取る・読み上げることについて

METAR が使われる場面は航空関係がほとんどかと思いますが、どのようにその情報を入手するかという事を考えてみますと、
飛行中の航空機で入手するために、無線で限られた情報量の中で如何に効率的にかつ客観的に伝える事が出来るか?という事かと思います。

航空機が飛行中に入手する方法の主要なものとして
1 無線交信による入手
2 データーリンク等を通じ、データによる入手
3 ATISと呼ばれる飛行場で行われている放送による入手

が考えられると思います。それでここでは、昨日入手したある飛行場のATIS(実際に流れているものと同じ)からのMETARを聞いて見て下さい。

ATISによるmetarの例
https://admin3661-my.sharepoint.com/:u:/g/personal/hab486_usedu_site/EVusOvIl3BFOiAqcXhkdhbMBdsbPyUYRqOxmFrZBz_Uz2A?e=apGxon

聞き取る事が出来ましたか?

情報のみテキスト化してみます。
07005 20k FEW015CU SCT025CU BKN/// 27/23 2979

これだけで天気がわかるという意味では素晴らしいフォーマットだと思います。
ちなみにATISは少し変則的な場内型式というフォーマットが適用され、雲の情報に雲の種類が付いています。(中・下層の雲のみ)

なお、ATISは飛行場の近くで所定の周波数で受信できますし、ネットでは日本の場合、成田、羽田などの情報をリアルタイムで
聴く事ができるようです。

LiveATC.net
https://www.liveatc.net/archive.php?m=rjtt_atis