太鼓の事(開設二年目の太鼓団体の事務局をしています。)

二年前、太鼓の活動を始めるという事業というか企画に絡む事になりました。

理由は、身近に全国大会優勝実績レベルの太鼓指導者さんがいたからです。
でもお金がなくて最初から太鼓を購入する事も出来ず、はじめはテーブルを太鼓に見立てて手でリズムを叩くという
ところからスタートしました。

そのうち段々とお金が集まって太鼓が買えるようになり、本格的に練習を始めようとした訳ですが、次の問題は練習する場所がないという事です。自治体の持ち物であるコミュニティーセンターや公共のホール、個人経営のライブハウスなど色々見てまわりましたが、どこの施設でも言える事は、揉め事を起こしたくないわけです。

だから、「こちらで太鼓の練習をさせてもらえますか?」と聞くと、半分以上の施設では近隣の方から苦情がある。との理由で断られます。あとの半分は「大丈夫でしょう」という事でお試しで借りる事になるのですが、やはり苦情が来て途中で退場する事もありました。

ここで思い出すのは昔、厚木基地で勤務していた時、騒音が裁判沙汰になり、反対派の活動家が基地の周りを人の手で繋いで取り囲もうという企画?をした事があって、段々と反対派の活動家が基地を取り囲む様子を見ていた事がありました。集まった人の大半は、弁当プラスアルファで雇われたバイトだったみたいで、こういう風に対応して下さいというような事が指導・説明される場面を見てしまいました。

その時に言われていたのが「静かな環境を返せ!」というシュプレヒコールでした。
その言葉が何度も反芻され、周辺住民が騒音で迷惑、騒音被害を受けているんだ、という言い分ですね。
しかし考えてみたら厚木基地はかなり前、戦前から存在する訳で、静かな環境は最初から無かったのにも関わらず、
返せという言い分は理不尽だろうと思った昔の出来事を思い出しました。

話は戻りますが、結局のところ太鼓の練習が出来るのは、郊外も郊外のここは市内?と思う程の外れにある施設でなければ借りれない状況です。

そして今年、活動も二年目に入ってオリジナル曲だけの演奏曲が何曲か持てるくらいになったというところです。
私は事務局で裏方なので太鼓を叩く事はありませんが、今から飛躍するであろう太鼓の団体をしっかりと見守って行こうと思います。