ケブザラを3回注射してみて

7月の通院で血液検査の数値が改善されず、CRPという炎症の程度を表すとされる数値が
一気に悪くなりました。先生はその事を重く見てアクテムラからケブザラに御世話になる事に決まりました。

最初の注射が7月31日でそれからきっちり2週間間隔で先日、3回目の注射が終わり、次の火曜日に4回目となります。
ここまでの体調について書いてみたいと思います。

1回目(7月31日)二の腕
風のような症状:1〜2日目
疲れやすい、だるい:1〜3日目
全身のかゆみ:1〜14日目(つまり毎日)
その他(視力の低下):1〜2日目
その他(こわばり):8〜14日目

2回目(8月14日)二の腕
風のような症状:1〜2日目
疲れやすい、だるい:1〜3日目
全身のかゆみ:1〜14日目(つまり毎日)足が特にかゆくなり擦剥けとなった。
その他(視力の低下):1〜2日目
その他(こわばり):10〜14日目
その他(口内炎):3〜13日目

3回目(8月28日)二の腕
風のような症状:1〜2日目
疲れやすい、だるい:1〜2日目
全身のかゆみ:1〜11日目(つまり毎日)足が特にかゆくなり擦剥けている。
その他(視力の低下):1〜2日目
その他(こわばり):8〜11日目
その他(口内炎):1〜2日目

こんな感じで、注射をした日と翌日は視力の低下を感じます。また
翌日は朝、起き上がる事が出来ません。
それでもこわばりから開放される日が出来た事は画期的だし、リュウマチである事を意識しない日が実感出来るようになりました。
今のところとても効いている印象です。

f:id:izumogroup:20180907170405j:plain
先生から渡された体調管理ノートに記入した内容です。

台風21号通過と関西空港について

この度、台風21号が近畿地方を中心に未曾有の被害をもたらしていますが、
橋の上でトラックが横転しておわや落ちるのかという動画は、ニュースで何度も拝見しました。

そして今回の台風通過で象徴的なニュースは何と言っても関西空港の連絡橋に貨物船が衝突し、3000人の旅行者が
電気も空調もない空港で1晩を過ごした。というものでしょう。

私もそうかなと思います。でも、空港の責任者が釈明をさせられている場面をテレビで観た時にこれはおかしいと思った訳です。
私がこのニュースで疑問に思う事は、

1 前の日から全便欠航が決まっていた。
2 天気予報でもかなりの悪天が伝えられていた。(台風の通過と満潮が重なり史上最悪の高潮被害という見積り)
3 テレビやラジオなど、メディアでも「不要な外出は控えて下さい。」と伝えられていた。

という事があった。私は、今回の台風で風による被害が相当あると思い、神戸の自宅でベランダに置いてある物は全て片付けたし、駐輪場の自転車も
家の中に入れた。車も物が飛んできて被害に遭わないように屋内の駐車場に入れました。(有料で)

そういう事だから、こういう天気の時に、私の常識では関西空港で搭乗手続きはないし、到着して降りてくる飛行機もない。と思った。
だから空港に飛行機が地上に残されて被害に遭わなかったという事でしょう。

しかし、現実には3000人の人がいたんですね。私の常識では天気予報を見て、自分が利用する航空会社やツアー会社の情報を確認さえすれば空港にいる必要がなかったと思う。台風の影響で夜までは天気が悪い予報だったから今日一日運航が再開される見込みがない事もわかるはず。だとしたら空港に残って出発を待つのは最低限、行き場の無い海外旅行者ぐらいかと思っていた。

でも、空港にいる事は、その方の自由です。自分の責任において自由に行動すればいいと思います。
空調のない電気のない空港で一晩を過ごすのも可哀想だが仕方がない。空港の方でも精一杯、毛布、食料や飲み物を提供して下さる姿は素晴らしい行為です。
人道的な見地からの慈善行為です。神戸空港から高速艇が無料で運航されたもの有り難い慈善行為でしょう。

それを、空港に落ち度があったかのように空港の責任者に詰め寄り責任を追及したり、旅行者がインタビューに答えて「食べ物が配られているのを知らなかった。皆にわかるように知らせてもらわないと困る」という意見は違うでしょう。連絡道路に船が衝突して閉じこめられたとしても。

空港を管理する会社はよくやったと思います。
しかし疑問なのは、閉鎖されている筈の空港からの映像が、夜・朝にニュースとして流れていた事、また翌日、片側の道路が開通した極めて厳しいタイミングでマスコミが乗りつけて生中継で流していたリポーターのコメントが酷すぎた事
それらを含め考える事が多かったニュースでした。

リュウマチの新しい注射について

これまで、リュウマチの治療でアクテムラという薬を注射で2週間に1回、自分で打っていました。
しかし、7月に、血液検査でCRPの値が劇的に悪化しまして、それを見逃さなかった先生の判断で薬が変わりました。

昨年の9月に承認され今年の2月に販売が開始されたばかりの ケブザラという注射になりました。
その注射は承認されたばかりなので、まとめて処方する事が出来ません。という説明を受けまして「そうなんですか、わかりました。」
と言われた通りにしただけでしたが、結果2週間に1度、通院して注射を打ってもらわないといけない。
それって毎月の医療費が高くなるという事になってしまいました。

というのも、まとめて処方して頂いて、2ヶ月分を一気に処方して頂くと他の薬代も含めて高額医療の範疇に突入してくれたのですが、
2週間に1度の注射では高額医療に辿り着かず、ぎりぎり手前で全額(3割)を負担するという事になり、これが結構大変です。

なぜかというと、もう何回も高額医療限度額に達すると限度額が引き下げられるのですが、限度額に届くか届かないかという金額では
高いままなのです。

だから出来るだけ高額医療に該当するように治療を受けたいのですが、色々計算しても届かない。この状態が11月まで続くと思うと
今の収入では続かないので何とか対策を考えなくてはなりません。

でもこの新薬であるケブザラという薬のおかげで、私のリュウマチの症状は大分改善されています。これまではアクテムラという薬でしたが
血液検査での数値の改善もなく、症状の緩和もなくただ副作用が辛かったのでこの状態を何とか乗り切って11月までは頑張らなくてはなりません。

でもここで問題が1つあります。
それは現在認可されている種類がシリンジのみ。つまり普通の注射の状態での製品だけです。これまでアクテムラはオートインジェクションといって
身体の注射する部位にセットしてスイッチオンするだけで注射が自動的に行われるタイプを使っていて、それも注射する部位はお腹が苦手なので
二の腕にしていましたが、シリンジでは自己注射では厳しいので、自分としてはできるだけオートインジェクションが12月から使えるようになってもらいたい
ところです。販売元の旭化成さん頑張って下さい。

台風21号の影響で神戸空港で P/FR= が出た。

台風21号が北上し、本日これから最も影響が出てくると思いますが、各地の天候を確認しますと、
神戸空港の METAR に P/FR= という 記載が出ました。久しぶりに見ました。

まず、今朝8時の神戸空港(RJBE)の航空気象実況です。

RJBE 032300Z 06017KT 9999 FEW015 SCT050 BKN/// 30/23 Q0996 RMK 1CU015 4SC050 A2943 P/FR=

最後のP/FR=に注目します。

これは、急激な気圧の変化を説明する内容です。
気圧が下がる = 発達した低気圧が接近する。とか 台風が近づいている
と捉え、天候が悪化する傾向にあると解釈できます。

というのも、他の要素を見ても、神戸空港別に悪くない天気じゃないか? と思ってしまいますが、最後の P/FR= があるだけで
今から悪くなるよ!という強いメッセージが読み取れます。

もう少し詳しく解説しますと

気圧が観測時点までの30分以内に1hPaを超える変化があった場合に記載され、

P/FR= は急な気圧の降下(低下)を意味し、英語では pressure falling rapidly
P/RR= は急な気圧の上昇を意味し、英語では pressure rising rapidly

という事になります。

台風が通過したあと、神戸空港では P/RR= が記載されるのかもしれませんが、メタメタに悪い数値が明確に改善された場合には
省略されるのかも知れません。あくまでも RMK なので。

それにしても近畿地方は今回の台風が直撃コースなので被害が大きくならない事を願うばかりです。
今回、交通機関や大型店舗さんによる台風の影響を見越した影響を受ける前からの対応は的確で素晴らしいと思います。
少しぐらい外れても、空振りでもいいので、被害を抑える対策が図られている状況は、日本ていい国だなって思います。

飛行場の予報を見る。

手っ取り早く、飛行場の時系列の予報を見たいなら飛行場時系列予報があります。

気象庁からのリンクで情報が見れます。
www.data.jma.go.jp


結構詳細な情報で、TAF情報だけでは記載されない内容もわかります。
私は自宅近くの空港の情報を見て、天気を確認しています。

今丁度台風21号が接近中で、どの程度影響があるのか?
いつごろから風が強くなる?雨の振り出しはいつ?

といった事がわかります。
更新は一日に4回で、09:00/15:00/21:00/03:00です。

Part1 と Part2の2画面に別れていて、Part1 は更新時刻から12時間
Part2 は 更新時刻12から30時間分を3時間毎の情報を網羅しています。

情報の更新間隔や予報対象時間はTAFと同じですが、TAFは結構大ざっぱで
変化傾向がはっきりしたものしか記載されないので、飛行場時系列予報の方がよくわかります。

是非とも活用した方がいいかと思います。

METARを聞き取る・読み上げることについて

METAR が使われる場面は航空関係がほとんどかと思いますが、どのようにその情報を入手するかという事を考えてみますと、
飛行中の航空機で入手するために、無線で限られた情報量の中で如何に効率的にかつ客観的に伝える事が出来るか?という事かと思います。

航空機が飛行中に入手する方法の主要なものとして
1 無線交信による入手
2 データーリンク等を通じ、データによる入手
3 ATISと呼ばれる飛行場で行われている放送による入手

が考えられると思います。それでここでは、昨日入手したある飛行場のATIS(実際に流れているものと同じ)からのMETARを聞いて見て下さい。

ATISによるmetarの例
https://admin3661-my.sharepoint.com/:u:/g/personal/hab486_usedu_site/EVusOvIl3BFOiAqcXhkdhbMBdsbPyUYRqOxmFrZBz_Uz2A?e=apGxon

聞き取る事が出来ましたか?

情報のみテキスト化してみます。
07005 20k FEW015CU SCT025CU BKN/// 27/23 2979

これだけで天気がわかるという意味では素晴らしいフォーマットだと思います。
ちなみにATISは少し変則的な場内型式というフォーマットが適用され、雲の情報に雲の種類が付いています。(中・下層の雲のみ)

なお、ATISは飛行場の近くで所定の周波数で受信できますし、ネットでは日本の場合、成田、羽田などの情報をリアルタイムで
聴く事ができるようです。

LiveATC.net
https://www.liveatc.net/archive.php?m=rjtt_atis

航空気象実況通報(METAR)について(その3)

先日の羽田空港の観測値を基に解説しましたが、その時はたまたま天気について記載がありませんでした。

天気、正確には現在天気と言われますが、晴れている時には記載がありません。記載される情報の種類は3つ(よくあるものを紹介します。)
1 降水現象
雨、雪、あられ、雷などです。

2 視程障害現象(視界が悪くなる要素)
もや、霧、煙、砂塵、

3 その他
スコール、竜巻

以上となっており、それぞれ英2文字の略語で表されます。また程度を表す表現もあり、強い場合は+で弱い場合はーが付きます。
それでは略語です。

雨:RA 雨でもしゅう雨(にわか雨)はRASH 雪:SN しゅう雨を伴う雪はSNSH 雷(雷電):TS
それぞれ程度を表す場合は -RA +SNという感じです。

またちょっとわかりにくいですが、もや:BR 煙霧:HZ 霧:FG 火山灰:VA
個人的にはBRとHZの違いがよくわかりません。霧は視程が1000m以下の場合にしか付きません。
私は見た事はありませんが、スコール:SQ 竜巻:FC となっています。

ここで覚えておいて頂きたいのは、降水現象はくっついて組み合わされます。
例:+SHSNRAGS=しゅう雨性のみぞれ,雪、あられ

しかしながら降水現象とそれ以外が観測された場合はくっつきません。
例:RA HZ

本日は以上です。次回はMETARの読み上げ方について解説したいと思います。